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2010年11月20日 (土)

奇跡は何度も起こる!起こす!

僕は、エアロスミスが好きである。

エアロスミスはマサチューセッツ州ボストン市を拠点に活動するハードロックバンドである。
1973年、『野獣生誕』でデビューし紆余曲折ありながら、ロックシーンにしっかりとした足跡を残している人気バンドだ。


僕がエアロスミスを好きなのは明確な理由がある。

1994年、僕は仕事でL.A〜ナッシュビル〜N.Yに出張した。
その間約40日。
レコーディングと写真撮影を兼ねた長くヘヴィな海外出張だった。
男ばかり5人で40日間毎日、緊張感の高い作業をするのである。
作業が中々上手く進まない時もあり(そのほうが多いかも)口論もあり、時にはギクシャクした人間関係にもなる。

そんな日々を過ごしていたが、天候だけは毎日、晴天だった。
アメリカ西部、南部の晴天はハンパではない。
とても空気が乾燥している。
だから、何故か、、、当たり前だが、、、

アメリカンロックが似合う(笑)


僕は毎日、一人用のコテージでアメリカンロックを流す。
その音量は日に日に増していく。
そこで僕がヘヴィローテーションしていたのが、
1993年 にリリースされたエアロの『ゲット・ア・グリップ』だ。

殺伐とした毎日を過ごす中、僕はエアロに救われた。
毎朝、毎晩、気がついたらエアロばっかり聴くようになっていた。


そうこうしている中、地元コーディネーターが、
「今週末、エアロが地元に来るよ」と僕に言った。
その金言に僕は酔った。
そしてその日は、なんと僕らのレコーディング作業は「休日」だった。
僕はこの奇跡を喜び、「エアロは僕らのために来てくれるんだ」と
小学生でも思わないだろう自己中心的なくらいの解釈でその日を待った。

その日はやはり晴天。
20,000人収容の野外コンサート会場は、どこから集まったんだ?と思うくらいのロッカーで埋まっている。革ジャンに身をかためた強面の兄ちゃんが「お前、どっから来たんだ?」と言うから「エアロを観るためにTOKYOから来たぜベイビー!」と答えたら大笑いしながら「Heyにいちゃん、サイコーだ!」とビールを奢ってくれた。
会場がむせかえるほどに満員になった時、大音量と共にエアロが登場した。
僕のテンションも最高潮だ!
こんなにアガって、拳を振り上げるなんて!
日本じゃ恥ずかしくて出来ないアクションを僕は無意識にやっていた!

そしてスティーヴン・タイラーの第一声は、、、

『HELLO ! 20,000 People & mother F■△×○R !!!』

だった。
もう何も言えねーくらいに最高の一夜が始まった。

その一夜の事は僕の大切な大切な思い出である。


時は流れ、、、
2002年、エアロスミスは東京ドームで来日公演を行った。
エアロのライブは1994年ナッシュビルで観た以来の久々の「再会」だ。
僕は縁があって、ステージ袖でライブを見れる幸運に恵まれた。
(なんという奇跡アゲイン!)

開演直前、ステージ裏でマイクを抱えながら精神統一をしているスティーヴンを3mの間近で見た。
(これも普通有り得ない)
彼の呼吸は、とても繊細でとても壊れやすいものだった。
数万人のロッカーを一瞬で魅了してしまうパワーは何処にも見当たらない。
スティーヴンがとても小さな怯えた生き物に見えた。

僕は心の中で彼に言った。

「Nice to see you again ! & good LUCK!」

僕に起きた2度の、いや、数度の奇跡がエアロスミスを今でも大好きでいさせてくれる。
ナッシュビルで、あの環境でエアロを聴かなければ、僕にとってはただの「いいバンド」で終わっていたかも知れない。


出会いは偶然である。
そして「じつは必然なんだ」と思いこむ事も出来る。
自分の中だけでは、勝手な妄想で勝手な解釈を作れる。
そんな事で『明日』が豊かで希望に満ちた日になれば。

それでいいと思う。

だから僕は勝手に思いこんでいる、、、


エアロスミスは、僕の大切な「友人」だ(笑)

Aero

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